類グループ新本社 劇場会議室AV設備整備

まつり場を演出する劇場会議室

類グループ創立40周年を迎えて行われた大阪本社移転事業。
HD解像度による映像やマイク設備と共にリアルタイム投票システムによる一体感ある会議運用に注目。

 「劇場会議室ってどんな部屋のこと?」
 普段聞きなれない単語にそんな疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか。そんな時はweb検索。すると机をコの字型ロの字型に配置した会議室がいくつか見つかることでしょう。だが今回はそんな単純な案件の紹介ではありません。
 2013年5月、類グループ創立40周年を迎えて行われた大阪本社移転事業。その計画にあわせて移転、拡充された《劇場会議室》という、単なる会議室とは一線を画した部屋について紹介していきます。

会議室全景
360°音も映像も情報も意思も、広がり集まるよう設計されています

類グループにおける劇場会議室

着席状態での一枚
内野席の様子がよく窺えますた

 類グループといえば私たちが一緒にお仕事をすることもある設計事務所の《類設計室》や、学習塾として有名な《類塾》、他にも《類農園》、《類地所》といった幅広い分野に事業展開している一流企業です。全員が株主であり経営者という共同体経営スタイルを導入している類グループでは、意思の共有や決定機関として二つの大きな仕組みを導入しています。

 一つは社内ネットと呼ばれる情報共有ツール。掲示板形式で、投稿された情報に皆が評価・返信することで組織的な意思伝達だけでなく、結束力や充実感を生み出しています。

 そしてもう一つの仕組みがこの劇場会議室です。類グループでは創立当初より絶えず改良が続けられてきました。議論を中心的に遂行する内野席と、それを取り囲むように同心円状に配置された外野席という座席配置。人数が増えることで発言の機会が減り、埋没化することを防ぐリアルタイムの投票システム。今回の計画ではそうした類グループの蓄積されたノウハウと、ESCのAVシステムノウハウを掛け合わせることで誕生しました。新しい劇場会議システムなのです。

リアルタイム投票システム

 FullHD解像度による映像通信や、FullDigital会議マイクシステムによる一体感のある遠隔会議システムは当然魅力的だが、今回は特にリアルタイム投票システムに注目してください。

 移転前は有線式だったが、柔軟性のある拡張設備を目指しESCにて無線式の投票システムを構築。投票装置を参加者一人につき一つずつという環境を可能としています(今回は360式。まだまだ増設可能)。この投票装置、ボタンを押すと「タッ」という自然な音と共にグラフに票が反映されます。実はこの音にミソがあるのです。
 投票による音が鳴ることで会議にライブ感を生み出し、より積極的な発言や投票を、と良いサイクルを生み出します。皆が参加し、意見し、相互作用する中で生まれる合議こそ、理想的な全員合議制会議と言えるでしょう。良い意見が出た際に「タタタタタタタタッ」と鳴り続ければ、場内では「おぉっ」と歓声があがるそうです。その様は、まさにまつり場と呼ぶにふさわしいものです。

①埋め込みマイク 投票リモコンも収納可能
②中央スピーカ 中心からの音の広がりを演出します
③モニタに表示するグラフレイアウトは変更可能
④内野席は無線方式の会議マイクシステムでレイアウトが自由にできます
左より、吉田様、立石様、山澤様
今回の取材にあたり貴重なお話をありがとうございました

 「企業を経営するというのはまつり場をどう作るかということでもあります。その流れの中で出来上がってきたのがこの劇場会議室です」と電気設備設計担当の山澤様。予想以上の部屋利用率だという事実から察するに、まつり場としてはより理想形に近づきつつあるのかもしれません。

 ちなみにこの劇場会議室、貸会議室としても稼働を始めています。ESC毎年恒例の経営計画会議をこの劇場会議室で社員全員参加のもと行うなんて日も、そう遠くないのかもしれません。

村田 将章 2013年12月16日社内報掲載

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