
2008年4月、関西学院大学に新たに人間福祉学部が開設されました。それに伴い拠点施設となるG号館が建設され、今回ESCは同学部の要望の下、実践教育支援室室長の川島先生の協力を得て『多機能演習室』と『観察室/面接室』という2つの演習設備の導入に携わりました。

この部屋には、関西学院大学では『コミュニケーションラボ』と呼ばれている設備が導入されています。これは社会福祉教育、特にソーシャルワーカー養成教育において、AV設備を利用し、面接技法の観察や分析だけでなく対人コミュニケーションを体験的に学ぶことを可能とするものです。 関西学院大学ではこれまでにもコミュニケーションラボを導入しており、今回ESCが導入した設備は第4世代と位置付けられています。
新コミュニケーションラボの特徴は、まず何よりも操作が簡略化され使い易いという点です。また、録画メディアをあえて扱いの簡単なVHSにすることで、運用がスムーズになり学生の積極的な学習にも一役買っているそうです。


この演習室は名前の通り面接等の様子を見ることを目的としており、マジックミラーによって面接室と観察室が仕切られています。鏡越しの観察だけでなく、面接室天井にある2台のカメラ(さらに持込で1台追加可能)を観察室から自由に操り、3台のプレビューモニタと、1台の50インチプラズマディスプレイで確認できます。また、ハードディスクへの録画も可能となっています。
コミュニケーションラボでの基本学習方法
DVD教材による対人支援シミュレーション
or
面接、ロールプレイングによる体験学習
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2分割映像で録画
↓
フィードバック学習

設計を担当した西村さんは、簡単に操作できる画面合成機や、精度のよい観察室のドームカメラを選ぶに当たり、機器ごとに丁寧にデモを行いました。川島先生の快い協力のおかげもあり、スムーズに機器を決定できたそうです。
川島先生に今後の展望をお聞きしたところ、近年1対1の面接場面は減少傾向にあり、例えば地域活動等における多様なコミュニケーション能力が重要視されているそうです。その為、様々なシチュエーションに対応した学習が出来るものを作り上げて行きたい、とのコメントをいただきました。
新入社員の私としては、AVシステムがソーシャルワーカーやカウンセラーの教育現場で役立っていたとは驚きです。今回の取材を通し、AVシステムの新たな可能性を感じました。
いつかヴァーチャルリアリティを駆使したコミュニケーションラボが生まれる日も、そう遠くないかもしれませんね。
