新潟薬科大学 新津キャンパス

目には見えないからこそ自信を持って

可動間仕切りにより、全体・2分割・3分割と形態を変えることがでる多目的講義室。
その形態に合わせてAV設備もシステムの切替えが可能なように構築。

新潟駅からJR信越線に乗り最寄り駅の古津まで約20分。そこから徒歩10分のところに新潟薬科大学はあります。山の上に位置し、周りは木々が多く空気が澄んでおり、気持ちよく勉学に励める環境がここにあります。すがすがしい学生たちの顔にも納得です。

可動間仕切を収納した時の多目的講義室
正面に110”スクリーン、後方補助に65”ディスプレイを設置

 今回お仕事させて頂いたのはB棟3階半分を増築して建てられた多目的講義室です。
 講義室は可動間仕切りにより、全体・2分割・個別利用(3分割)と形態を変えることができ、その形態に合わせてAV設備もシステムの切替えが可能なように構築しました。
 システム切替において、個別利用が最優先で、個別・2分割で利用中は全体利用に切替えられないように設定してあります。これは途中で全体利用に切替わり別室の音声が拡声されるのを防ぐためです。全体・分割利用が行われるシステムにおいて、この方法が必ずしもベストということではなく、システム起動方法と同じように、お客様の運用に合わせたシステム構築をしていくことが重要です。
 私達は今まで様々な運用方法がある分割システムを納入してきた中で、お客様にとってどの方法が良いのか模索しベストなシステム運用を提案してきました。分かりやすく説明するのは当然ですが、一番重要な部分でありながら、目には見えないシステム運用のことなので、お客様に完成をイメージして頂くのは大変です。システム運用の実感がわかない分、お客様にとってはそんなに重要なことなの? と感じられるのかもしれません。
 そのようなこともあり、私はAV業者として最後まで自信を持ってシステムを納めなければならないことを学びました。そして、お引渡しの時に初めてお客様が納得するシステムであるかどうか今回の工事を通して実感することができました。

操作卓と書画カメラ卓
各室の利用状況が確認できるタッチパネル

 完成したシステムを使ってシステム運用の取扱説明をしている際、お客様から聞こえない位の小さな声で「さすがっ」とおっしゃって頂きました。それを聞き逃さなかった現場のESC社員は心の中でガッツポーズをとったことでしょう。システムにおいて、目に見えない部分、目に見える部分、どちらにもこだわり抜いた結果だと思います。
 では、目に見える部分、それはなんといっても操作卓でしょう。仕上げはシート貼りで、縦縞模様の入ったブラックの側板が格好良いです。天板はシルバーで学校では珍しいシックな仕上がりになっています。ぜひカラー写真でお見せしたいところです…。他にもワイヤレスマイクの赤外線受光部やプラズマ架台に設置するチューナー用の取付け金具もスマートに設計された特注金具で取付けてありました。ケーブル処理にも気を配り随所に営業・設計・技術この工事に関わった全員の意匠への意識の高さが感じられる現場でした。
 次の工事は臨床薬学棟の大講義室です。部屋も広く大型スクリーンが正面に3面計画されています。通常講義の他にも遠隔装置を利用した実習やオープンキャンパスを行うということで大学の主要な講義室になります。多機能なシステムはもちろんのこと意匠へのこだわりもより一層高くなること間違いありません。腕が鳴りますね。完成した際にはまたご紹介できることでしょう。

加瀬 理紗子 2008年12月15日社内報掲載

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