東京大学 伊藤国際学術研究センター

飛躍する世界的研究教育拠点

489人収容の伊藤謝恩ホールでは高解像度プロジェクタ、無線会議マイクを納入。
会議室や教室設備だけでなく交流ラウンジや食堂にもAVシステムを配置し、様々な場所でプレゼン、発信、共有が行える。

伊藤国際額学術研究センター全景
本郷通りに面した新しい広場「桜広場」を囲うように伊藤国際学術記念センターがあります。中央には地下2階伊藤謝恩ホールに自然光を運ぶトップライトが2つ並びます。

 2012年1月下旬「東京大学が9月入学へ移行を積極的に検討する中間報告を発表」というニュースがテレビを賑わせました。普段大学教育に関心の低い人にとっても、印象に残る大きな取り上げ方で、東京大学が真のグローバル化実現に向け社会へ働きかけ、影響を与えていく覚悟が感じられたニュースでした。東京大学が国際化と同様、大きく掲げる中期計画のテーマの一つが「指導的役割をはたす人材の輩出」です。世界的な研究教育機関として、社会的な貢献度を上げることが期待されています。
 伊藤国際学術研究センターは、まさに中期目標の拠点となると言っても過言ではない社会連携及び国際交流拠点として設立されました。

伊藤謝恩ホール
前方の座席は可動式で、用途に応じて座席レイアウトを変更できます

伊藤謝恩ホール

同センターの工事は、既存の赤レンガ倉庫の改修とセンター新築の同時進行でした。センター内で見られる赤レンガ倉庫の外壁は圧巻です
会議マイク

 地下2階伊藤謝恩ホールは、各種学会や国際会議にも利用可能な489人収容のホールです。後方に座る人からでも、講壇の話者の表情が見える最大の奥行きで設計されたそうです。ホールの形状も卵のような楕円形で、空間がもたらす一体感と共に、対話が始まるような空気を感じさせます。映像設備は、高解像度WUXGAのプロジェクタ3台を設置し、効率的な映像提示が行えます。国内外問わず様々な大学・研究機関との連携を予定しているため遠隔講義装置を常設、更にその映像を館内の各フロアに配信することも可能です。

 ホールは講演会等に求められる短残響を基本にしつつ、アコースティックコンサートにふさわしい残響に変えられる電気音響システムも備えています。もちろん同時通訳にも対応しています。周波数帯域のオートスキャン方式を採用した無線会議マイクも設置され、近隣で使用される周波数を避けたチャンネルを自動的に選択する機能で機密性が保たれるだけでなく、トラブルも未然に防ぎます。

特別会議室
スクリーンとディスプレイで遠隔講義にも対応しています

中教室・特別会議室

 センターの中には中教室や特別会議室もあり、セミナーや研究成果の発表に対応できるプレゼン設備があります。特別会議室は主に社会人教育の拠点として利用されるそうです。また、複数教室で共有できる遠隔講義装置が設置されています。教室設備だけでなく、交流ラウンジや食堂にもAVシステムを配置し、様々な場所でプレゼン、発信、共有が行えます。

 伊藤国際学術研究センターは、伊藤雅俊氏(イトーヨーカドー名誉会長)および伊藤伸子氏(同氏夫人)による、東京大学への寄付により設立されました。戦後日本が高度成長を遂げた要因の一つが、教育だったように、教育は、今のそして将来の日本に多大な影響を与えます。その恰好の施設が世界を代表する教育拠点に開設され、2012年4月に動きだすのです。

武藤 阿貴 2012年3月9日社内報掲載

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