共創活動を加速させる未来のワークプレイス

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株式会社類設計室(本社:大阪市淀川区)は、東京設計室(大田区)に社内外との共創活動を加速させる拠点「Root(ルート)」を2024年9月にオープンしました。
社会の急激な変化と複雑化する課題を解決する為にこれまで以上に異なる専門知識や技術を共有し、分野を超えた共創が求められる時代となっています。その共創活動の場として開設された「Root」は、多彩なシーンを生み出すことができる共創劇場、五感に作用する4つのアトリエ(会議室)を実装しています。

アプローチ

150人程の会議体から
チームミーティングまで組替自在

共創劇場は、可動式のテーブルやスツールを組み合わせることで、様々な会議体に対応できる空間となっています。8つのシーリングマイクとデジタルシグナルプロセッサによるボイスリフト機能が、自然でストレスフリーなコミュニケーションをサポートし、大阪本社とのWeb会議もスムーズに行えます。

導入機器

  • シーリングマイクロフォン

  • PTZカメラ

  • 85インチ液晶ディスプレイ

  • プロジェクタ+スクリーン

  • 液晶ディスプレイ+可動式スタンド

  • シーリングスピーカ

  • 機器収納ラック

  • AVコントロールタッチパネル

  • 投票システム

「気」「香」「灯」「識」の各特性をもった
個室型アトリエ

4つあるアトリエ(会議室)。「気」は内装材と室のかたちによる温湿度環境の制御、「香」はかおりと色による感覚の変化、「灯」は木の持つ光の拡散性による視覚効果、「識」は類農園の土を使って土を識(し)る、という特性をもったおもてなしの空間になっています。各部屋にはディスプレイとビデオバーを設置。カメラに映る人物以外の方向からの雑音を抑制することで、クリアで高音質なWeb会議を開催できます。

導入機器

  • 55/75インチ液晶ディスプレイ

  • ビデオバー

クライアントボイス

多様な形の会議体が
実現できる、より活性化した
空間になりました

プロジェクトに取り組まれていた株式会社類設計室設備設計部の平木千翔様にお話を伺いました。

類設計室 平木千翔様
多様な共創活動を
生み出すような場にしたい。

“共創劇場”は、これまで全体会議利用を中心とした固定的な設えの空間でした。東京設計室の改修を行うにあたり「いろいろな使い方をしたい」という声が社内で多数あり、社内外問わず議論や活動をより活性化させたい、多様な共創活動を生み出すような場にしたい、というのがまず想いとしてありました。社内プロジェクトが立ち上がり、次世代を担っていくような中堅、若手を中心に設計メンバーが構成され、多様な形態に対応できるよう会議パターンを書き出して要件を纏めていきました。また、今回のプロジェクトが今後の大阪本社・奈良農園宿舎の改修のプロトタイプとなることも目指していました。

共創劇場
当事者のように一緒に考え
寄り添ってくれた。

複数社から選定を行いましたが、圧倒的に寄り添った提案をしてくれたのが映像システムさんでした。大阪本社側でも保守サポート面だけでなく「もう少し会議の場をこうしたい」といった話についても、よく相談に乗ってくれている印象があり、これまでの対応への信頼感も選定を後押ししました。業者決定後も、実現したいことを当事者のように一緒に考えリアルな使い勝手を引き出してくれ、私たちも具体的にイメージをすることができました。柔軟な会議利用を実現するために検討していたシーリングマイクは、音質が担保できるのか当初不安の声もありましたが、大阪本社の担当者も体感できるようなデモンストレーションの場をセッティングいただき、結果的に安心して導入に踏み切ることができました。

「やりたい」を実現できる場ができ、
活動が加速している。

実現塾*や経営会議(全体会議)では、どこで話してもシーリングマイクが声を拾い、カメラも自動追尾するため、全員が会議に集中することが可能になりました。操作に専念する人も不要です。ボイスリフト(肉声補助)に関しては良い意味で気付かない方が多く、自然な会話ができているため音声の品質向上が実現できているのではないでしょうか。また、可動式の什器やディスプレイのレイアウトをフレキシブルに変えることで、個別の打合せはもちろんのこと、社内外のイベントに対しても多様な使い方ができるようになりました。社員の「やりたい」を実現できる場ができたので、アウトプットや交流などの活動がより加速している感覚があります。

*実現塾:類設計室が創業当時より⼤切にしてきた事実追求の場。小学生から大人までが集まり、「自然の摂理」や「生命原理」に遡って現実課題を徹底追求する。
共創パートナーとして
継続的な関係を築いていきたい。

実運用が始まり、マイクから顔を背けて話す人やPCを見ながら俯き話す人の音声の拾い具合やカメラ画角など、新たに見えてきた課題にもすでに協力いただき、改善に向かっている点が共創パートナーとしての信頼にもつながっています。対応のスピード感も映像システムさんのよいところですね。今後、東京では投票ボタンの改修や、映像表示パターンの多様化などにも取り組めたらと思っています。東京以外の拠点に対しても様々な提案をしていただけると、より良いものをお互いに作っていけるのではないでしょうか。今回のプロジェクトを機に大阪本社、奈良農園宿舎と継続的な関係を築いていけたらと思っています。

左から:類設計室 平木千翔様、映像システム 大川祥子(設計)、横須賀拓文(営業)、細川滉大(設計)、村田将章(営業/大阪) 
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