2011年12月10日、北九州市若松区にある競艇場ボートレース若松の敷地内に外向発売所「カッパ☆ピア」がオープン致しました。カッパ☆ピアでは、ボートレース若松が開催する全レースをはじめ、全国で展開されるレースの舟券を年間最大360日、最大4場・48レース購入することができます。この施設内で今回ESCはモニターによる表示システム及び、映像(一部音声も含む)送受信設備の導入を行いました。
モニター表示システム
施設内には数多くのモニターが設置されており、我々が施工したものだけでも50台近くになります。特に、観覧席及び投票ホールでは5台1組で映像表示が行われ、場名と実況映像、各種オッズが表示されます。また、実況音声がスピーカから拡声されており、それが4場分(4セット)並んでいるので、まさに壁一面にモニターが設置されているような格好となっています。また、出入口となる風除室ではカッパ☆ピア内で実況が行われている場名が表示され、喫煙所内では各会場の実況の様子を見ることができ、施設内のどこにいても観戦が可能という仕組みです。
映像(音声)送受信設備
前記のシステムで挙げた施設内の4会場分の場名・実況・各種オッズの映像(音声)に加え、若松競艇場で行われているレースの映像、競艇場の映像(音声)を別会場へ配信など、様々な映像信号のやりとりが随時行われます。更に、アナログ主体で行われていた信号の送受信にデジタル信号が加わった上、長距離配信も必要なため、アナログ/デジタル変換や光ケーブルを使った長距離伝送を行い、今回のシステムは成立しています。
短期間の中で、複雑に交り合うシステムの解読に始まり、事前の検証や確認、大人数を投入しての現場施工。緊張感の続く仕事ではありましたが、うまくシステムが機能していることを確認できた時の気持ちは言うまでもありません。また、今回取材に協力頂いたご担当者様からは、競艇場における映像配信の概念や動向など、普段は知り得ない貴重なお話を伺うことができました。
関連するソリューション
- デジタルサイネージ
観る人の感性に訴求するシステムづくり
- スタジオシステム/配信システム
視聴効果をより高めるコンテンツ制作を