当たり前のことに拘るAVシステム
Grand Hyatt Fukuokaにて、チャペル「WHITE ROSE」及びバンケットルーム「RED ROSE」へのAV設備を収め、そして今回、同じ系列であるHYATT REGENCY FUKUOKAにあるREGENCY【ENGRISH GARDEN】でAV設備導入のお手伝いをさせて頂きました。これらの部屋は全て、同じデザイナーが手掛け、様々なコンセプトに因んだ部屋作りがされています。緑や黄色に囲まれた今回の部屋は主に披露宴会場として使用されます。
プロジェクタとスクリーン、スピーカを使った一般的な設備内容ではあるものの、RED ROSEでの実績を踏まえ、壁や天井に取り付く機材のほとんどが、造作の壁の中やカーテン裏など、利用者側からは見えない位置を検討し設置されています。
RED ROSE バンケットルーム(Grand Hyatt Fukuoka)
昇降式プロジェクタをはじめ、パネルやアンテナなどは
壁裏やカーテン裏など目につかない場所に設置されています
以上、3つのポイントは、コンパクトにまとめてしまうと、『意向・意匠・運用』という普段から気をつけるべき当たり前のキーワードではありますが、今回の設備導入では、各キーワードは施主、デザイナー、運営会社に置き換えられ、それぞれの立場からより高い精度を求められています。営業・設計・技術のそれぞれが当たり前のことをより深く考え、追求するといういい機会となりました。