
日本大学インフォメーションプラザ(NUIP)は市ヶ谷駅前から靖国通り沿いに徒歩数分、日本大学会館(本部)のすぐ先にある。日本大学の学部、入試などの最新情報を発信する拠点として2009年1月8日にオープンしました。
誰もが自由に出入りできるこの施設では、大学や進学に関する質問・相談などをアドバイザーの方が受け答えしてくれる。ガラス張りのスタイリッシュなファサードとそこに投映される200インチの大画面映像は通行人の目を惹きつけます。
このエントランスの大画面映像はプロジェクタ4台により構成されており、学部紹介ムービーや入試情報などのコンテンツが表示されています。靖国通り沿いは単に人通りが多いということだけでなく、周辺に高等学校も多く点在しているという点で、直接的PRの有効性は高いです。
建物内には、学部毎の研究内容などを自由に閲覧できるタッチパネルコーナーを始め、簡易的な説明会や談話などをオープンに行うことができるラウンジ、じっくりと落ち着いて説明会を行う為のセミナー室など、訪問者を迎え入れる為の設備が整備されています。そして「文字や写真といったカタログだけの案内だけではなく映像の持つコンテンツ力も活かしたかった」というコンセプトがしっかり形となっています。


今回、この施設を計画当初から担当されている広報部入試課の中島課長にインタビューする機会を頂くことができました。本プロジェクトを計画・推進するにあたり2つの大きな背景があったようです。
一つは受験世代の枯渇問題である。18 歳人口は1992年の約205万人から減少の一途をたどり、現在は120万人程といわれています。それに反して四年制大学は1992年の523校に対し昨年までに765校へと増加しています。どの大学も学生の獲得という要素が大学運営そのものの死活問題となりえます。
そしてもう一つは、日本大学の特長である学部・キャンパスの独立性と分散化です。大学院を含める在学生数が7万人を超える日本大学には14の学部と83の学科があります。これらの各学部は、それぞれが単科大学程のスケールを持つ独立したキャンパスを所有し運営しています。しかしながら広報活動を行うにあたって、日本大学そのものを伝えるには分散したままの情報だけでは不十分であるというマイナス要因もありました。
そこで、分散した情報を一括して発信する場として、このNUIPが誕生しました。

「ここには実際に使われた試験用紙などが置いてあり、閲覧することができます。試験で多いマークシートの記入ミスなど具体的に教えてあげたりもするんです。冊子やインターネットだけでは解らない、そういったリアルな情報を是非ここで持ち帰って欲しいですね」
進学相談会などのイベントは学内外合わせ年間450回以上もあるそうです。そんな中、受験生との直接的なコミュニケーションを大切にしていきたいという中島課長。その想いが、この場所に活きていると感じることができた取材でした。
